さいたま市の「木の家づくり」榊住建 

埼玉県さいたま市浦和区上木崎6-13-1  TEL:048-833-3151

技術開発・検証実験

住まいを支える技術

「オリジナルの防音工法」

音楽室や二世帯住宅の床など、用途や性能のご希望に応じた方法を考えていくのが、榊住建のオリジナル防音工法です。
実験と検証を重ね、ある音楽室の測定実験では、40db(A)減の高い防音性能を計測しました。
プロの音楽家の方の住宅内スタジオを施工した実績もあります。
メーカーのユニット防音工法に比べて、はるかに安価で施工できるのも特徴の1つです。

「パッシブシステムの開発」

自社パッシブソーラー実験棟や、完成した家の温湿度、気流データの収集・分析を行いながら、パッシブシステムを研究しています。

「SSソーラー(さかきシステムソーラー)」そして「室内空気循環システム」は、その研究から生まれたものです。環境創機のシステム「そよ風」と合わせた3つの手法は、それぞれに効果・コストが異なります。ご希望の他、敷地条件、建物向きやプランを考慮した上で最適なパッシブシステムをご提案いたします。

「住宅・建築関連先導技術開発助成事業」

性能の計算、実証データの収集・分析により、独自の高性能住宅を考えています。建物の断熱性能は、断熱等性能等級4(日本住宅性能表示基準)が余裕を持ってクリアできるよう、性能が一棟ごとに数値で分かる温熱計算を行っています。

平成24・25年度の住宅・建築関連先導技術開発助成事業(国土交通省)に採択されました。「木材の省資源化と省力化を推進させる接合金物の開発と断熱パネルによる省力化工法の検討」という技術開発名称で、詳しくは国土交通省のホームページに採択事業の掲載があります。地域の小さな工務店ですが、技術開発の先端にも取り組んでいます。

→国土交通省・採択事業
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000079.htmlhttp://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000079.html

「新しい木構造の開発」

木造工法の新技術、「二層二方向型木造ラーメン工法」を開発中です。住宅・店舗等の間口の小さい敷地での設計や開放的な木造住宅の設計に有効な工法で、二層(1階と2階)にわたって開口幅を大きくすることが可能になります。数年後の実用化を目指し、実験に取り組んでいます。

木を自由にみせる耐火技術

防火規制の厳しい地域で準耐火建築物としなければならない場合、内装に自由に木をみせることが困難とされてきましたが、外壁を耐火構造、屋根と軒裏を準耐火構造とすることにより、自由に木をみせることが可能になりました(外壁1時間耐火)。関東では唯一、榊住建が実現させた例です。

また、外壁真壁(日本の伝統民家型工法)でも高いレベルの防火性能を確保出来るよう、
実用化に向けて防火試験をしています。

「大規模改修工事での耐震振動実験」

築50~100年の家での大規模改修工事で、振動実験による耐震診断を行った例が複数あります。伝統工法による建物は、現在の建物と異なる振動特性を持つ場合があります。大学等の研究機関のご協力の下で振動実験を行い、その結果に基づいて、耐震性能を向上させるための具体的な方法を検討していきました。

「見える耐震壁の開発」

実用性とデザイン性を兼ね備えた「見える耐震壁」となるよう、木格子耐震壁の開発に取り組んでいます。もちろん、強度試験も行っています。伝統工法による建物の改修工事では、この「見える耐震壁」を取り入れた家が複数あります。