家計をまもる

暑い夏も寒い冬も毎日快適に暮らせる家は断熱性能の高い家です。
このような住まいは、家全体の温度差も少なく、
高気密・高断熱の家づくりのポイントイラスト

断熱性能

断熱性能・快適性・経済性に影響を与える住まいの部位・構造

高気密・高断熱の家づくりのポイント
  1. 1. 太陽エネルギーを最大限取り入れられるプランを設計します
  2. 2. 断熱性と気密性を上げて家全体の快適性と省エネを高めます
  3. 3. 窓は熱損出が大きいので断熱性能の高い素材を選定します
  4. 4. 稼働エアコン1台でと快適な室内環境と空気の循環を生み出します
  5. 5. 家全体の寒暖差が小さくなりヒートショックを防ぎます

高気密(気密性C値)と
高断熱(断熱性UA値)

断熱性と気密性の関係は、
敷地環境や住まい手さんの理想とする暮らしのスタイルやご予算等によって様々なバランスが導き出されます。
榊住建は、住まい手さん自身が理想する住宅性能をご提案いたします。

気密性:C値

家の気密性を示す数値です。
数値が小さいほど室内温熱環境が保たれます。

気密性の高い家と低い家の違い(風が流れる隙間)

断熱性:UA値

室外へ逃げる熱量を示す数値です。
数値が小さいほど断熱性能が高くなります。

断熱性の高い家と低い家の違い(熱が逃げる矢印)

断熱性を高めただけでは家の隙間から熱が外に逃げてしまうため住宅の断熱性能は向上しません。
断熱性と気密性を高めることで性能は向上します。
家全体の隙間が大きいと、折角の断熱性能が極端に落ちてしまいます。
そこで、配管の外壁貫通部やコンセントボックスの裏側等、
気密性能を高めるための細かい現場施工を行っています。
そして、気密測定の実施により性能値を確認しながら日々改善しています。

断熱等級

住宅の断熱性能を示す「断熱等性能等級」。
等級5 のさらなる上位等級6、7が新設されました。
現行の等級4は義務化となり、等級6以上が推奨されています。
断熱等級6は、暖房なしでも最低室温が概ね13℃を下回らない程度とされています。

  1. 等級7
    HEAT G3基準相当
  2. 等級6
    HEAT G2 基準相当
    2030年義務化予定
  3. 等級5
    ZEH基準相当
    2025年義務化
  4. 等級4
    平成28年省エネ基準相当
  5. 等級3
    平成4年省エネ基準相当
  6. 等級2
    昭和55年省エネ基準相当
  7. 等級1
    無断熱・法規制なし

結露防止について

結露防止の観点から、理論計算に基づいて屋根や外壁の材料構成を決定しています。
これらは、実際の温湿度測定も行って検証しています。

榊が考える省エネ性能とは

軒の出と太陽光高度の関係図

季節による太陽の軌道の違いを利用するパッシブデザイン。
夏は太陽が高く昇るため、深い軒が日差しを遮ることで室内が過度に暖まるのを防ぎ、
エアコンなどの冷房負荷を軽減。冬は太陽が低いため、軒が日差しを遮りにくく、
太陽の熱を室内に取り込むことができ、暖房負荷を減らすことができます。
太陽高度のシミュレーションから軒の出を設計し、太陽エネルギーを最大限に活かすことで、
空調に依存するエネルギー消費を減らし、一年を通して快適な室内環境を維持することができます。

自然の風とゾーニング

建物の向き、風の流れ、窓の位置と高さ、室内扉の有無などは、
住まいの室内環境とエネルギー効率に大きな影響を与えます。
住まいの立地環境は様々であり、榊住健は、その土地に合った設計で家づくりを行っています。

建物の向き:

建物の向きは日照と風の受け方を大きく左右し、冷暖房の負荷に直結します。また、外壁においても建物の向きよってカビが発生することもあります。

風の流れ:

風の流れを考慮して建物を配置することで、自然換気を最大化し、空気の質を改善することができます。窓を対角線上に配置すると、室内を横切る風の流れが生まれ、より良い通風が実現されます。

窓の位置と高さ:

窓の位置は部屋の光の入り方を決め、日中の照明の必要性を減らすことができます。高い位置に窓を設けることで、プライバシーを保ちつつ自然光を取り入れることができます。また、熱の対流を利用した換気にも寄与します。温まった空気が上昇する性質を利用し、高い位置に設置された窓から室内の暖かい空気を逃がすことができます。

室内扉の有無:

扉がないオープンな間取りは、家全体を一つの空間として一定の環境にすることができます。

設備に頼りすぎない

住まいは過度な設備に頼り過ぎるべきではありません。
設備依存が持続可能性を損ない、運用コストの増大、操作とメンテナンスの複雑化、
耐久性への影響、災害時の自立性の欠如、そして心地よさの損失につながります。

設備が複雑になればなるほど、操作やメンテナンスも複雑になります。
住まい手さんがその設備を適切に使いこなせなければ、その機能を十分に発揮することはできません。
機械的な設備は、物理的な損耗により寿命があります。
対して、住宅自体は何十年も持つことを前提に作っていますので、
過度な設備依存は長期的な耐久性と相反する場合があります。
住まいは、パッシブデザインで自然の力を利用した設計が好ましいと考えています。

榊が考える太陽光発電
(災害から暮らしをまもる)

住まいは過度な設備に頼り過ぎるべきではありません。
設備依存が持続可能性を損ない、運用コストの増大、操作とメンテナンスの複雑化、
耐久性への影響、災害時の自立性の欠如、そして心地よさの損失につながります。

榊住健は、太陽光発電を電気代の節約という視点だけで捉えていません。
災害などでご家族が直面する可能性のある緊急時の電力確保として、
蓄電池の導入が費用面で難しい場合、EV(電気自動車)を蓄電池代わりに使用することができます。
(EV車は移動手段としても機能します。災害時に避難が必要になった場合、
EV車はガソリンスタンドでの給油が不要なため、すぐに移動することが可能です。)