無塗装の木製建具のお手入れ。

 

榊住建で建てる家は、木のぬくもりそのままに、無塗装の床や建具が多いのですが、

お手入れも塗装のものや化粧板に比べると少しだけ手間がかかります。

 

フツーはハンディモップのようなホコリ取りや、水拭きでふけばよいのですが、

無塗装の木部でそれをすると、木肌が毛羽立ちやすく、

雑巾で拭いてもなんとなく引っかかりがあって上手く拭けません。

 

化学系の洗剤も色変わりしそうで、なかなか試すのにも勇気がいりますし、

結構そのまま放置されている方もいらっしゃるのでは。

 

無塗装の木の良さは、

やはり圧倒的な素材感と、

手触り足触り、

経年変化が楽しめて、

吸湿効果も期待できるところです。

使い込めば使い込むほど味が出てくるのが木の良いところ。

 

しかし、汚れも気になるところです。

 

先日、素敵な木製建具のキッチンをお使いのK邸で、扉部分のお掃除をしました。

化粧板のシステムキッチンなら

表面をオレンジパワーで拭くだけで何とかなるんですけどね。。。

でもやっぱり木製キッチン素敵だわぁ。

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こちらはダイニング側の収納扉。

この反対側のキッチンよりは汚れていませんが。

やはりよく見ると、油や粉モノや液体が飛び散った跡もありました。

 

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ステンレスの持ち手にも汚れがこびりついてます。

激オチくんスポンジで汚れを研磨します。

木製なのでしつこい汚れは紙ヤスリでもいいのですが、

あまりやりすぎるとそこだけ削れて色が変わるのでご注意ください。

 

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そしてクエン酸水に浸した雑巾で拭きます。

 

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写真だとわかりづらいですね。

 

木部の水拭きはどうしても少し表面が毛羽立ってくるので、

最後に段ボールの切れ端で表面をこすります。

 

奥様にも実際触っていただいて、段ボールでこすったらあら不思議、

ツルツルになってることをご確認いただきました。

さらにキヌカやオイルを塗りこむともっとイイ感じになります。

 

段ボール、あなどれません。

 

マダム家も無塗装の木部ばっかりなので、毛羽立ったら段ボールでこすってます。

 

新築現場のお掃除の際も、結構裏技で使っています。

手すりとか、手に触る部分は気になりますもんね。