乾いた洗濯物が山積みになるメカニズム。

人は服を着なければ社会的な生活ができません。
生きていれば必ず汚れるので、清潔を保つためには洗濯をすることから逃れることはできません。

みなさんはお宅の洗濯動線に満足していますか?

良い洗濯動線とは

脱ぐ

洗濯する

干す

取り込む

しまう

の一連の動作がストレスなくできることです。

人それぞれ基準や価値観、生活してきた環境がちがうので、これがベストというのはありませんが、マダムの場合はとにかく洗濯物が干されている光景を見るのがストレスと感じてしまいます。
なので、窓からベランダに干された洗濯物がひらひら舞っている状態と、湿気の多い雨の日にリビングに部屋干しされた洗濯物と、干した後の洗濯物が床やソファに山積みになっている状態、この3つのシーンを目にすると気が滅入ってしまうのです。

そのため、我が家は2階リビングから一切の衣類を排除し、ベランダはリビングの死角になる場所に配置し、洗濯や部屋干し衣類の管理は全て1階プライベートゾーンの一箇所に集中させることでストレスを軽減してきました。
これは設計の段階から緻密に計算された洗濯動線なのです。

室内に部屋干し用の仮物干しを設置し、洗濯機から出したものは一度この室内で干します。
ハンガーやピンチにかけ終わった後、半階上のベランダに並べて干します。
そして取り込むのもハンガー・ピンチごと室内の仮物干しにかけておきます。

そばにアイロン台も完備しているので、乾いた洗濯物をハンガーから外しながらその都度アイロン台の上でたたみ、家族の衣類収納に放り込んでいきます。
こうすると洗濯物が床に散乱することなく、アイロン台も狭いのでしまわざるをえない状態に追い込んで、洗濯物の山積み問題を切り抜けてきました。

ところが先日、息子の友人が遊びに来てリビングを占領したため、和室にあった座椅子を持って1階に避難し、洗濯物が部屋干しされたプライベートゾーン(実はテレビもあるのでアイロンをかけながら観ていたりする)でまったり漫画を読んでいました。
みんなが帰った後もなんだかまた2階に座椅子を移動するのが面倒でそのまま放置していたら・・・

ついついハンガーから外した乾いた洗濯物を、楽だし後でまとめてたためばいいやと座椅子の上にポイポイっと置いてしまっている自分がいるではありませんか!

干して綺麗になった服を床に放置するのはなんとなく気が引けたけど、座椅子が登場をした途端、まるでそこに「島が出来たように」洗濯物がたまっていくのです。
これは見事ですね。

一瞬の気の緩みが洗濯物の山(というか島?)を作るのです。
恐ろしいメカニズムです。

ソファ(座椅子)や畳の間は洗濯物が溜まりやすい魔の空間です。
洗濯物を溜めたくなかったら、溜まるメカニズムを逆手にとって溜まらない工夫を考えていきましょう。