家づくりに、物語を。

私たち榊住建は、設計士と職人が力を合わせて、「つくる」「まもる」「あそびごころ」の3つのコンセプトで家づくりに取り組んでいます。
その想いの中心には、信頼と技術でつながる職人集団「講(こう)」があります。

家づくりに、物語を。

家は私たちの人生の舞台であり、そこには住まう人たちの物語が詰まっています。
その物語をより豊かに、そして魅力的にするために、
榊住建は「つくる」「まもる」「あそびごころ」の3つのコンセプトで
家づくりに取り組んでいます。

① 家をつくること ― TSUKURU

榊住建の家づくりは、「あたま」と「て」の両方が動くものづくり。
設計士の知恵と、職人の技術。それぞれの専門性が協力し合い、理想の住まいを形にします。

創造性と信頼でつながる職人集団「講」が、お客様の想いに寄り添い、ていねいに形にしていく。

私たちは、素材の選定から仕上げまで責任を持ち、
木のぬくもりを生かした、質の高い住まいをつくります。

② 暮らしをまもること ― MAMORU

家は、家族を守る容れ物であり、安心して暮らせる場所でなければなりません。

榊住建は、四季の自然エネルギーを活かし、
化学物質をできるだけ使わずに、自然素材による高気密・高断熱の住まいを実現しています。

断熱性能を高め、冷暖房機器に頼りすぎない設計は、家計にもやさしく。
また、耐震等級3や許容応力度計算に基づく構造設計により、
長く安心して暮らせる強さを備えた家を提供しています。

③ 物語をつくること ― ASOBIGOKORO

家には、毎日の暮らしが詰まっています。
だからこそ、ちょっとした「あそびごころ」を加えることで、
その家は“あなたらしい物語”の舞台になります。

榊住建は、新築もリノベーションも、「あそび」を大切に。
自然と共に暮らす発想、昔の家を活かす工夫、DIYや減築による再設計。
家そのものが、住む人の物語を育む存在であってほしいと願っています。

暮らしと物語の事例

  1. 1 shizen ― 自然に入る家

    山の中の小さな土地。木々を残しながら整地し、必要な木だけを伐って建てた家。
    切った木は床や家具に生まれ変わり、自然と共に生きる家族の暮らしを支えています。

  2. 2 toriikomu ― 自然を取り込む家

    四季折々の風景を、家の中に取り込む設計。
    春の桜、夏の風、秋の紅葉、冬の雪景色。窓の向こうが、暮らしの一部になります。

  3. 3 ikasu・sumitsugu ― 活かす・住み継ぐ家

    大切に住まわれてきた古い家を、次の世代へとつなぐ。
    思い出の詰まった梁や柱を残しながら、現代の暮らしにフィットする家へと再生しました。

  4. 4 jibunde ― DIYする家

    「自分でつくる」を楽しむ住まい。
    手を動かすことで生まれる愛着、自然とのつながり、人との関係。
    DIYは、暮らしに“自分らしさ”を加える魔法です。

  5. 5 genchiku ― 減築する家

    “広さ”よりも“心地よさ”。
    今の暮らしに本当に必要な空間だけを残して再構築することで、使いやすく、やさしい家に生まれ変わります。

  6. 6 kasu ― 貸す家

    空き家や使っていない部屋を、必要としている人に貸すという選択。
    自宅の一部を賃貸にすることで、地域の暮らしに貢献しているオーナーもいます。

  7. 7 chiiki ― 地域にひらく家

    使われていなかった民家をギャラリーに、自宅の庭先を地域の休憩所に。
    「ひらかれた家」が、人とまちをつなげていきます。

  8. 8 sewayaki ― 世話焼きおばさん

    ちょっとしたおせっかいが、誰かの暮らしを支えています。
    話し相手、買い物や通院の付き添い、犬の散歩、草取り…。
    地域で暮らす人を、そっと支える存在でありたいと願っています。

④ 職人集団のちから ― KOU(講)

榊の専門職集団「講(こう)」 KOU

「講(こう)」とは、同じ志を持つ仲間たちが支え合い、学び合い、高め合うつながり。
榊住建の「講」は、まさにその精神を受け継ぐ家づくりの名匠たちの集まりです。

そのルーツは、江戸時代の「伊勢講」などに見られる、相互扶助と信頼で結ばれた共同体の文化にあります。
私たちはこの精神を大切にしながら、知識・技術・創造性を高め合い、日々技を磨いています。

家づくりにおいて「あたま」となるのは、
設計士や照明デザイナー、空調や設備の技術者、不動産の宅建士、測量士、法律や保険の専門家、そして学識者たち。
彼らは豊富な知識と柔軟な発想で、家づくりの全体像を支えるブレーンです。

そして「て」となるのは、
伝統の技を受け継ぎながら新しい技法も柔軟に取り入れる大工、
自然素材を生かし、空間に表情を与える左官、
細部の美しさと機能性を形にする家具職人たち。

それぞれが異なる専門性と感性を持ちながらも、
共通するのは、「想いをかたちにする」という熱意です。

こうして「講」は、建物に命を吹き込み、
住まう人の人生に深く寄り添う「住まい」を生み出しています。
過去から未来へ、伝統と革新をつなぐ――
それが榊住建の「講」の、変わらぬ使命です。