「目黒の家」~上棟しました~(ちょこっと基礎)

「目黒の家」無事に上棟しました。
北側斜線制限という高さを抑制する敷地のため、プランも難しかったようです。
そのためか軸組み(柱や梁)も少し複雑?な目黒の家です。


無事上棟をすることで出来て「ほっと」しております。
お施主さま、上棟おめでとうございます。

さて今日はちょこっと基礎について

しっかりとした建物にはしっかりとした基礎が必要。
そのためには鉄筋と型枠、それからなんと言っても「コンクリート」が大切です。
通常、鉄筋と型枠については検査があります。(木造住宅だと瑕疵保険など)

しかし、コンクリートその物や流し込む作業についての検査や管理については工務店によってバラバラ。
榊住建の「ほっとする家」では以下の管理をしています。

1.納品伝票の確認

 発注したコンクリート配合内容か確認。(強度、セメントや水の量)
 それから運搬時間(けっこう重要です!)

2.コンクリート受け入れ検査

 外気温、コンクリートの温度(夏場は注意)、スランプ、空気量、塩化物量などを確認。

3.打設前の流しモルタル(セメント)の破棄
 コンクリートを打設する場合によく使われるポンプ車。

ミキサー車の生コンクリートをこの特殊車両を使って遠くへ送ります。
遠くへ送る手段として長いホースを使いますが、いきなり砂利が混ざったコンクリートを送ることはしません。

のどが乾いているところへせんべいを食べるようなもので、ホースの内部に傷をつけてしまいます。
そこで乾いたのどを潤すように、柔らかいセメントペーストを最初に流し込みます。

袋セメントと水を混ぜてペーストを作ります。

これはコンクリートとは違います。

ということで破棄します。

ガラ袋に入れて固まったら処分します。

そしてセメントペーストが全て出たら、いつものコンクリート打設作業です。

ポンプ車を操るポンプ屋さんとバイブレーターをもつ頭(かしら)、その様子をみながらミキサー車から必要な量を流し込む運転手さん。
この3者の息が合わなと、しっかりとしたコンクリートをつくることはできません。

もう一度
完成した基礎コンクリートです。

きれいですね。しっかりとできてます。

骨組みもしっかり、基礎もしっかり。
これからも安心で安全な家をもとめていきたいと思います。

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