「次世代へ住み継ぐ家」解体工事~曳家(ひきや)~基礎工事 その2

いよいよ曳屋(ひきや)です。

K邸 曳家 柱

柱を横部材(鉄道のレール)にしっかりと固定して、建物を浮かします。
この横部材を井桁(いげた)に組み、建物が歪まないようにします。

K邸 曳家 ジャッキ

小さなジャッキで建物を上げて枕木を積みその上に置き、
またジャッキで上げて枕木を積んでその上に置く。

何度も繰り返して1mほど浮かします。

K邸 曳家 枕木

何だかジェンガみたいです(笑)。

そして建物を曳く方向に
真っ直ぐ水平にレールを設置します。
K邸 曳家滑車

滑車に建物を乗せて準備完了。

K邸 曳家母屋

曳くのは人力です。
解体時に瓦や土壁を撤去したので
建物はそんなに重くないのです。

K邸 曳家母屋2

赤ちゃんのハイハイ位(もう少し遅いかな?)の速度で
ゆっくりと曳いてきます。

K邸 曳家 母屋完了

20分くらいで母屋の曳家工事完了。

曳くまでの段取り(準備)で約1日
実際曳くのは20分。
ザックリ、段取り9分5厘てことですね。

段取りがとても大切な工事です。

K邸 曳家 増築棟

翌日、2階家も曳いて
曳家工事の前半工事は完了です。

曳家前
K邸 曳家前

曳家後

K邸 曳家完了

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