続:田舎暮らし

坂本さんの栃木の田舎暮らしの続編です。
坂本さんの畑を荒らしたイノシシは、さいたま市の当社の加工場で、毛皮を剥がされ解体されました。
当社の千代岡は土佐出身の苦学生で、肉屋で解体した経験があるとのことです。

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栃木の山野を駆け回っていたであろうイノシシは無残!見るに忍びない姿となりました。
南無阿弥陀仏

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そんな仏心と、福島原発の放射能を帯びた木の実で育ったことの不安を抱きながらも、その夜は私の学生時代の友人と「牡丹鍋」を囲んでの酒宴となりました。
牡丹鍋は最初の一口は旨いと感じますが、二口、三口とすすむうちに「この脂身の行方?」が気になり手がすすまなくなります。

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写真は脂身を取り除き、すき焼き風にしたものです。
前後4本の脚は、腿と一緒に塩もみし、寒風に吊るしました。来年の秋ごろには美味しい生ハムになっているはずです。
賞味をご希望の方は来年10月の当社のDIY教室でご馳走いたします。

本年もイノシシのように突き進んできましたが、放射能を帯びたイノシシを食す不安のように、先行き不透明な不安の中での突進であったかと思います。
私たちの真の豊かさや、希望に満ちた幸せとは何でしょうか? 政治家任せではなく日本人みんなで考えていかなければならないことでしょう。
お体をご自愛頂き、良い年をお迎えください。

埼玉・木の家・つくり人:小山