太陽熱の利用

8月14日朝日新聞に『牛舎の屋根、石灰塗ればモー涼しい、猛暑対策に効果』という記事が掲載されました。

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<記事抜粋:千葉県市原市の佐久間牧場は、約50頭の乳牛がいる牛舎の屋根を白く塗った。猛暑だった2007年夏、子牛が3頭死んだ時と比べると、餌をよく食べ乳量も平年並みになりそうだ。塗る前に約60度あったスレート屋根の裏の温度が、塗布後、約30度に下がった。>

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千葉県市原市の佐久間牧場に行ってきました。確かに天井ファンの回る牛舎内は驚くほどに涼しい!!。牛もゆったり気持ちよさそうでした。
「石灰をまいただけですから、費用は1万円以下」という佐久間さんの言葉に、更にビックリ!!
そうなんです。太陽エネルギーには、“熱と光”があるんです。何百万もかけて“太陽光”を利用する太陽光発電より何万、何十万で出来る“太陽熱”を利用、工夫する方が賢明なのです。

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この夏は特に猛暑です。2階の部屋の暑さがひどい3軒の家の“猛暑対策”をいたしました。夫々に共通していることは「屋根に太陽熱対策がない」ということです。
小屋裏の熱い空気(70~80度)を排除することが大切です。貴方の家はどうですか?

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二階の天井に空気の流れを考慮し二箇所ほど穴をあけ、専用の換気扇を取り付け、室内の熱い空気を天井裏に送り、軒裏の排気孔から屋根裏の空気共々排気します。費用は20万円です。この夏、猛暑でお困りの方、参考にしてください。
『太陽光より、太陽熱の対策が大切!』であることを牛舎とそこの牛たちが教えてくれます。
埼玉・木の家・つくり人:小山