中古住宅の現況調査~レポート②(小屋裏編)~

ちょっと前になってしまいましたが、【中古住宅の現況調査】続編です。
(→前回のレポート/外廻り編は、こちらをご覧ください。)

外廻りの点検中に気付いたのですが、矢切(切妻屋根の三角部分)の格子が、
ベニヤで塞がれています。

2014-12-10-1
小屋裏換気口となる部分なので、塞ぐのはNGなのですが、鳥が入って
中に巣を作ったりすることもあるので、塞いでしまったのでしょうか…

2階押入の天井が上げ蓋になっていたので、そこから小屋裏へ上がります。

2014-12-10-2
きれい!…というか、断熱材がありませんね(当時としてはごく一般的なことですが)。
小屋裏換気口を塞いでいることもあって、湿度を計ると75.6%。
今回の改修で天井断熱とする場合、小屋裏換気も適切に行われるよう直します。
(ちなみに、外気の湿度は25.8%でした。)

2014-12-10-3
天井に断熱材がある場合でも、間仕切壁の上などに気流止めがないことがあります。
ここを無視すると、断熱工事をしても台無しです。

先日も「大規模リフォームして数年なのに、寒くて仕方ない…」とご相談を受けました。
正しい知識と施工技術を持った工務店が求められる時代になってきました。

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