BlueBoxOffice


住宅地に建つ、地域に開かれた共生型オフィスの計画です。
単なる事務所としてではなく、周辺環境と関係を築きながら、地域に自然となじんでいく場として実現することを目指しました。

計画地は高低差のある敷地であったため、その地形条件を無理に均すのではなく、土地の傾斜を生かしたスキップフロア構成を採用しています。これにより、建物全体に立体的な広がりが生まれ、住宅地の中にありながらも、街に対して開かれた表情を持つ建築となりました。

1階は、隣地との間にある土留め擁壁を敷地条件のひとつとして捉え、その間に木造フレームを架け渡すことで、開放感のある空間をつくっています。制約となりがちな条件を建築的な特徴へと転換し、木造ならではの軽やかさと構造の表情が感じられる場に仕上げました。2階は、上部からの採光を取り込み、執務空間として明るく落ち着いた環境を確保しています。

さらに、屋根頂部のトラス梁から取り入れた自然光を、有孔金属板のライトシェルフによって透過・拡散させることで、室内にやわらかな光が広がるよう計画しました。時間の移ろいとともに変化する自然光が執務空間をやさしく満たし、日常の仕事の場に豊かな表情を与えています。

敷地の条件を丁寧に読み解きながら、木造の構造的な魅力と光の質を生かして、地域に開かれたオフィスとして形にしました。

設計者:エウレカ