2014年07月31日
窓の話。
家を建てるにあたり、
窓の配置や大きさや形状、機能など結構悩みどころだと思います。
例えば家が建て主そのものを現すとしたら、
窓って目や口や鼻などのパーツにあたる「表情」になると思うんですよ。
センスのある配置の窓を見ると、
この家、良い設計してるナ〜とついつい見てしまいます。
デザインも気になりますが、採光や風通しなど、
実際建てて住んでみないと分からないものを予測して設計するなんて、
かなり難易度高いですよ。
マダム神木咲も三年前に家を建てましたので、窓にはずいぶん悩みました。
普段はラテン系のマダムなんですが、
基本的に開放的な性格ではないので、窓が大きいと不安と感じるほうです。
道路から家の中が丸見えになるのもイヤだし、
あんまり窓が大きいと耐震的にどうかとか、
防犯性能が落ちるとかいう理由で、小窓が多い家になりました。
なにせ、建て込んだ住宅街の準防火地域なもんで、
いろんな制限がついて、景色もへったくれもないので、
必然的に小窓になったっていうのが正直なところです。
そんなことはどうでも良いんですけど、
どうせ家を建てるなら、景色の良いでっかい窓に憧れる人は多いと思います。
先日新築掃除の現場で窓ふきをしていた際に、大きな片引きの掃き出し窓だったんですが、
どうしても拭き取り不可能な場所を発見し、現場監督のKさんを巻き込んでひと騒動がありました。
おそらく子供の指詰め防止に、
窓が互い違いにならないようなストッパーがついている親切なものがあるんですが、
そのおかげでどうしても手が届かないサッシ部分に汚れがついていたんです。
ガラスの向こうの奥の窓サッシ部分に黒い水汚れが点々と。
しかし窓がこれ以上動かないので手が届かない…。
結局お手数ですがストッパーを外してもらう。
ストッパーがご丁寧に上下についてるので面倒くさい。
ようやく汚れを拭き取れる状態になりました。
そしてまたストッパーを元に戻す。
あとはそこの部分が永遠に汚れないように祈る。。。
マダムが選ぶ、個人的に掃除しにくい窓を挙げてみますと…
はめ殺しの天窓・・・
やたら面積がデカい窓・・・
内倒し窓の外側・・・
網戸が固定式の窓・・・
ジャロジー・・・
デザインにこだわるのも良いですが、
「掃除のしやすい窓」という視点で選ぶのも大事なのかもしれませんね。
こういう仕事をしていると、どうしてもお掃除目線になってしまうマダム神木咲でした。