その収納、本当に必要ですか?

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たいていの人は出っ張りがあると気になります。
例えば四角い部屋の床に収納が出っ張っていると、床の形は凸型や凹型になります。
家の設計は、条件にもよりますが、なるべく収納が出っ張らないような部分に設置しているはずです。
自由度があるなら、あらかじめ置かれる予定のある家具に合わせて設計時点からスペースを確保するでしょう。
部屋に十分な収納があるにもかかわらず、物があふれたからといって無計画に収納を増やしていけば、そのうち床は出っ張りで占領されてしまいます。
せっかく収納があるのにそれを活かせないのはもったいないですね。

物が増えたからといって新しい収納を買い足すことは慎重に考えた方がいいと思います。

まず、今ある収納の中に要らない物がいっぱい詰まっているはずなのです。
それを取り除くことでスペースが空きます。
新しい収納を買わなくてもそこに収めることができます。
このように収納は定期的な見直しが必要なのです。

何かを買う際にただ欲しいとか、便利だからとか、今の自分に必要だと思うからといった理由で買うことがほとんどだと思いますが、私は
「これをどこにしまうか」
「捨てる時にどう捨てるか」
ものの行く先を考えた上で買うことにしています。

これを考えずに購入してしまうと、住所不定のものが家じゅうに溢れてしまいます。
捨て方も捨てるタイミングもわからないものを購入するのは大変リスクがあると思います。

買ったはいいけどしまう場所がないし、もったいなくて捨てるにも捨てられないからから、じゃあ新しく収納を買おう!なんてことを繰り返しているといずれどうなるかは想像がつくはずです。

安易に収納を増やすのではなく、物を買う時点で物の行く先を考える視点を持つと、余計な買い物が減ります。
このようにちょっとした意識を変えていくことが、生活の豊かさの向上につながるのです。