『ほっとする街の診療所』~古河市 屋根・外壁下地工事~
4/7に上棟してから、木工事も順調に進んでおります。
写真は診療所入口の風除室の屋根下地。屋根は陸屋根でFRP防水です。
こちらは外から風除室を見た様子。正面の開口部に両開きの自動ドアを設置します。
現在の木工事は、外壁下地組と合板張りがメインです。サッシを取付ける部分をくり抜いて合板を張っていきます。
サッシは来週木曜日に搬入予定。連休前にはサッシの取付けが終わると思います。
大屋根も防水紙張りまで進んでいます。大屋根は通気層を施工してから、ガルバリウム鋼板葺きです。今回はセキノの立て平ロックを施工します。屋根工事は来週末からの予定。
埼玉 木の家 工務店 注文住宅 榊住建
『リビングに浮かぶロフトのある家』~浦和区I邸 長期優良住宅 完成見学会のお知らせ~
東日本大震災
東日本大震災のなかで見聞したすてきなお話です。
アサノコウタという名前を耳にしたのは4月に入ってまもない、NHKの朝のテレビです。
「ツナミにさらわれた街を作り直そう」と避難所の子供たちに呼びかけ、街の模型を一緒に作ったという話です。
感動し、メールを何とか調べて送っていただいた写真で、その光景を再現してみます。
子供たちはまだ震災のショックで何を作っていいのかわかりません。
ひざを交えながら話し合い、意見を出し合い作り続けました。
やっと出来上がったときには、みんなの顔に笑みがありました。
きっとこんな様子だったのでしょう。
アサノケイタ君は、福島で設計事務所をやっているそうです。きっと素敵なお仕事をされていることでしょう!お会いしたいと願っています。
完成した模型は避難所に飾られました。
子供たちの夢が一杯詰まったこの“模型の街”に、多くの人たちが勇気付けられたことでしょう!!
被災地に早く素敵な街ができ、この子供たちが本当に元気になれることを祈ります。
埼玉・木の家・つくり人:小山
『二世帯住宅へのエコリフォーム』~鳩ヶ谷市S邸 住宅瑕疵担保責任保険検査~
鳩ヶ谷市S邸は本日、増築部分の住宅瑕疵担保責任保険の第2回検査
検査を担当していただいたのは、さいたま住宅検査センターの検査員さん
柱や梁の寸法や耐力壁・構造金物の施工、防水の施工状況など
構造に関わる部分や雨漏りに関わる部分を検査してもらいます
指摘事項も無く検査完了、これで引渡しに合わせて保険証券を発行してもらいます
棟梁はこれから断熱材施工に入ります。その前に小さな隙間などを確認し、
発泡ウレタンで塞いでいきます。
埼玉 木の家 注文住宅 工務店 榊住建
『家族がつながる回遊する家』~上尾市のJ邸~ 地鎮祭
先日地縄を張り、地鎮祭を行いました。
地鎮祭当日は風も無く、天気にも恵まれました。
地鎮祭を無事終えてから、建物の配置および地盤の高さ(設計GL)を決定しました。
4月中旬頃から着工予定です。
『ほっとする街の診療所』~古河市 昨日上棟しました~
昨日は天気も穏やかで暖かく、建て方も作業も順調に進みました。
I診療所は敷地面積300坪(993㎡)に平屋の60坪の計画です。
建物周囲のスペースが広いので大きく見えないのですが、柱・梁が組みあがるとやっぱり大きいです。
今回、軸組の加工は江波戸棟梁による手刻みでした。特に加工の問題もなく予定よりも早く作業を終えることができました。江波戸棟梁お疲れさまでした。
上棟式は榊式で行いました。お施主さま・頭(かしら)・棟梁による四隅のお清めを行い、工事の安全を祈願しました。
I診療所は8月中旬に工事完了、秋に開院予定です。
埼玉 木の家 工務店 注文住宅 榊住建
東北関東大震災と「潮来の家」
東北関東大震災の「お客様のお住まい一斉点検」と「東北の現地視察」が終わり、当社のモデルハウス「潮来の家」の点検に行ってまいりました。
昼食のために立ち寄った佐原の街では、旧家がほとんど震災の被害にあっていました。
伊能忠敬の家や、わかさぎのイカダヤキで有名な老舗の醤油屋さんです。
心配して「潮来の家」へ行くと基礎も外壁も屋根も無傷でした。
桃の花が咲きそうで「ご心配なく!」と話しかけているようでした。
但し、足元を見ると大きな地割れがあり、お隣の昨年建てた家は基礎がわれ大きな亀裂がありました。「潮来の家」が無事だったのは地盤改良工事と番匠工法のおかげです。
ご近所の3家族が地震後2週間ほど「潮来の家」に住んでおりました。
更に近所を見て回ると“地盤の液状化”で田んぼに砂が噴出し、道路はめちゃくちゃ!!
家が敷地ごと40cmほど下がり、美容院もお仕事が出来ません。
東北地方がツナミ災害であったのに比べ、潮来は地盤災害です。
これから春を向かえ、6月にはアヤメも咲きます。「潮来の家」は震災に耐え、皆様のお越しをお待ちしております。
埼玉・木の家・つくり人:小山
『リビングに浮かぶロフトのある家』~浦和区I邸 長期優良住宅 ダイニングテーブル~
東北関東大震災の現地報告
東北関東大震災から3週間がたちました。
「住宅人として現実の姿を見たい!」との思いで、石巻と小名浜へ行ってまいりました。
カメラ片手の物見遊山は、被災者の方に失礼と、浦和の渡辺煎餅店(奥さんが福島県楢葉町出身)の煎餅とお茶を用意していきました。
<東北関東大震災はツナミ災害です。>
石巻市内は「どこが大地震の跡か?」と思われるほど平静ですが、海に近い地域に入ると街の様子は一変します。
街の目抜き通りに船があり、本来地震に弱い大谷石積みの蔵はなんでもなく、隣の木造の家が捻じ曲げられ、1m位高台の家は足元に瓦礫が流されていますが家は瓦も落ちていないくらいです。
<ツナミの恐ろしさ>
古い家は土台ごと流されていました。しかし、基礎に引き抜き金物を設置した最近の建物は流されずに、1階を波が通り過ぎ、すべてのものを持ち去っていました。
大きな船が陸に押し上げられ、車が家の中にめり込んでいます。
犠牲は家や船だけでなく、海の中の魚は道路の脇に死に、石の地蔵さんが(これは地震で)地面にひれ伏していました。
<街の人々>
街には人が居りません。しかし、時々大事なものを探している人を見かけます。
「お茶とお菓子を配っているのですが、受け取っていただけますか?」少しだけ微笑んで「ありがとう」と言ってくれました。
「地震の後、すぐに船に乗り沖合いに行って、二日間海の上で待っていた」という、漁師が居ました。地震からツナミまでのわずかな時間の決断と勇気!そのプロ意識に敬意を払い、気高ささえ感じました。
隣近所の方々と一緒に片付けている人々!子供たちの無邪気さに癒されます。
「心と体をお大切に!」のメッセージ入りのお菓子の袋を喜んでくれました。
大切な家族の写真を拭くお母さん。失った家の前に座っているお父さん。それぞれの方の心の苦しみが伝わってきます。
<支援活動>
壊れた家を重機で動かしながら、行方不明の人を探す自衛隊や警察、消防の方々。海の漂流物の確認や給水支援をする自衛隊。多くの方が支援活動をしています。
とりわけ、幹線道路や町の中の生活道路の整備は完璧でした。すごいぞ日本!!
避難所には多くのボランティアの人が活躍し、ダンボール等でわずかなプライバシー確保の工夫もしていました。
しかし、夕闇が迫った街には明かりがなく、真夜中のようです。
<安全な家・街づくり>
少し高台の鎮守は健在です。昔の人が村の氏神様を大切にしてきた証です。
私たちは「安全で安心な住まいや街を創らなければならない!!」という責務があります。今回、そのことを強く再認識し、同時に被災地の方々の心とお体の健康を祈ります。
『人も屋もさらって今は春の海』 泉一九
埼玉・木の家・つくり人:小山