ドキュメンタリー映画 「人生フルーツ」

ミニシアター「ポレポレ東中野」へ。
「人生フルーツ」…建築家・津端修一さん90才、英子さん87才/ご夫婦の暮らしの物語です。

津端修一さんはレーモンド事務所を経て、日本住宅公団へ発足と共に入社。公団初期の団地計画のマスタープランを担った方です。

その1つ、「阿佐ヶ谷住宅」 を見学したのが6年前。この時点で取り壊しが決まっていました。

今はもう、再開発による新しい集合住宅が建っているはずです。(写真は2011年2月撮影)

建物の設計は、2階建のテラスハウスを前川國男建築設計事務所が担当、
3~4階建の中層棟を日本住宅公団が担当したそうです。

緩やかにカーブする街路や、起伏のある緑豊かな共用スペースが新鮮でした。
直線の街路に、長方形の建物が均等間隔で配置されている、いわゆる「団地」のイメージとは全く違っていたからです。

肝心の「人生フルーツ」の内容は…
これはもう、ぜひ見ていただきたいです。

住まいと暮らし、生き方を見つめ直していく…これからのきっかけになりました。
そして、多くを語らない中にも、生涯現役とも言える設計者の矜持を見ました。